ダラシンTゲルとは?効果や使い方、副作用を解説

ダラシンTゲル

皮膚科でのニキビ治療でよく処方されるダラシンTゲルはどのような治療薬なのでしょう。

ダラシンTゲルとはどんな薬?

ダラシンTゲルとは、ニキビ治療には代表的なリンコマイシン系の抗生物質です。主成分はクリンダマイシンで、細菌がタンパク質を作り上げるのを防ぎ、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌する効果でニキビの改善が期待できる薬です。

ダラシンには、ゲルとローションがありますが効果に差はありません。ローションタイプのダラシンは乾燥が起きてしまうため、ゲルタイプで処方されることが多いものです。

ダラシンTゲルの効果・効能

効果・効能は、クリンダマイシンに感性するブドウ球菌、アクネ菌、化膿性炎症を伴うざ瘡の改善となっています。ざ瘡とは要はニキビのことを指します。

ダラシンTゲルは、アクネ菌を殺菌し特に化膿しているニキビに効果的だといえます。

ダラシンTゲルの臨床実験

ダラシンTゲルの主成分であるクリンダマイシンの臨床実験結果があります。赤ニキビを患う67人を対象にクリンダマイシンを処方したところ53%の方の症状の改善が見られたという結果が出ています。

また、即効性や改善率が高いということも分かっており、皮膚科ではディフェリンゲルとともにダラシンTゲルも用いられているのです。

ダラシンTゲルの副作用は?

ダラシンTゲルは副作用の少ないニキビ治療薬です。特にディフェリンやべピオゲルといった新薬と比べると副作用はたいへん少ないものです。ですが、薬ということは間違いありませんから、副作用がゼロだということはありません。

いずれもディフェリンやベピオゲルよりも頻度も症状も少ないものではありますが、痒みや赤み、ヒリヒリ感、ツッパリ感を感じる場合があります。

いずれも一時的なもので症状はそれほど重いものではありませんが、改善がない場合や悪化するような場合は医師に相談することです。

ダラシンTゲルはどこで手に入るの?

ダラシンTゲルは皮膚科で診断してもらい医師による処方箋が必要です。要は、ドラッグストアや薬局では購入できないということですね。

また、敏感肌の方には、ダラシンTゲルではなくダラシンTローション1%の方がお肌に合と思われます。皮膚科を受診した際は医師に相談してみましょう。

ダラシンTゲルの効果が出るまでの期間はどのくらい?

抗生物質であるダラシンTゲルは、用法用量を守ることが重要で、1週間を目安にまずは様子を見ることになります。ダラシンTゲルは短期集中型のニキビ治療薬ですから、1週間の使用で効果が見られない場合は使用の中止も考慮しなければなりません。

また、強い刺激を感じる方も使用を中止しましょう。そのような場合にはやはり医師との相談のうえ、別の治療薬を考えることになるでしょう。

ダラシンTゲルは4週間以上長期間使用することで耐性菌ができてしまい効果が弱まる可能性があります。

ダラシンTゲルの効果的な使い方

ダラシンTゲルは、1日2回使用するお薬です。洗顔後に塗布しますが、顔全体にではなくニキビの患部のみに塗布しましょう。

ダラシンTゲルは「保湿」と組み合わせるのが効果的使い方

ダラシンTゲルの特徴は浸透力が早いことといえます。そのため洗顔後すぐにダラシンTゲルを塗布するとお肌の乾燥を促しツッパリ感を感じてしまう可能性があります。

そもそものニキビの原因に乾燥もあげられますから、ダラシンTゲルを使用する際はお肌の保湿が重要となります。難しいことではなく、化粧水で保湿したお肌にダラシンTゲルを塗布すればいいのです。

保湿ケアとともにダラシンTゲルでニキビ治療することが相乗効果となります。ニキビ跡の場合はニキビ跡化粧水ランキングに掲載されている化粧水、通常のニキビの場合おすすめの大人ニキビ化粧品に掲載されている化粧水と合わせて使うのがおすすめです。

長期的に使わないのも正しい使い方

ダラシンTゲルはニキビのもととなるアクネ菌を殺菌する抗生物質です。これは初めて使用する時が一番効果を発揮できるのものなのです。どういうことかといいますと、抗生物質を長く使用すると菌が薬に対する耐性を持ってしまい、薬の効果が半減する可能性があるためです。

ということから、ずっとダラシンTゲルに頼ったニキビ治療はできないといえます。ダラシンTゲルである程度まで赤ニキビや化膿したニキビを治療できたら、あとは生活習慣の改善や食事の改善でニキビを作らない身体づくりを心掛けましょうね。

その他の注意点

ダラシンTゲルはニキビの患部のみに使用しましょう。ニキビ予防を考え顔全体に塗布することはやめましょう。医師の診断や指示以外の使い方をしないようにしてください。

用法用量を守ることは絶対ですので、2回分を1回にしてみるなどの個人的な判断はしてはいけません。ニキビの悪化を招くことになってしまいます。

ダラシンTゲルのリスク

偽膜性腸炎

ダラシンTゲルを使用してから、腹痛や血便を伴う下痢、大腸炎、発熱のような極めて重い副作用がある場合、これは主成分クリンダマイシンが引き起こす偽膜性腸炎かもしれません。

長期にわたり特にセフェム系やリンコマイシン系の抗生剤を使用するとまれに細菌の異常繁殖が起こる可能性があります。そうなると生じた毒素が腸管粘膜に偽膜を作り上げ循環障害を起こすのです。これが偽膜性腸炎です。

ということからもダラシンTゲルを使用する際は用法用量を守ることや自己判断は絶対にしてはいけません。