腕ニキビはなぜできる?原因と治し方を徹底解説

ニキビができる場所として思い浮かべるのは、まずは顔、次は背中でしょうか。その他にも、腕にニキビができて困っているという方もいます。

腕は顔などと比べたら皮脂腺の少ない部位ですが、乾燥しやすいことと、紫外線や洋服との擦れなどといった外部からの刺激が原因で、ニキビができてしまうことがあります。あまり目につかない場所だからでしょうか。一度、その部分がニキビになってしまうとなかなか治すことができない難しい部分です。

そんな難しい部分にできる腕のニキビの原因と治し方について、ご紹介します。

腕のニキビの原因

乾燥によってできる腕ニキビ

前述した通り、乾燥によっても腕ニキビができます。乾燥が良くないのは、顔も腕も同じです。お肌の乾燥は、代謝機能やバリア機能を低下させ、皮脂汚れが外に出にくくします。皮脂汚れが外に出にくくなると、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖してしまいます。お肌の潤いは、お肌を正常に働かせるためには欠かせないものです。外気、紫外線、雑菌などからお肌を守ってくれています。

洗剤分の洗い残しが原因の場合も

シャンピーにリンス、ボディーソープの類、お風呂をシャワーなどで済ませていたりすると、良く落ちていない場合があります。そのせいでニキビができてしまうことがあります。

洗い残しが起こしやすいところは決まっています。お風呂を出る前によく確認してください。

汗をかいたらすぐに拭きましょう

汗がニキビに良くない影響を与えるのも、顔と同じです。汗と言えば夏を思われるかもしれませんが、実は、冬も寒さ対策に着こんだりするので、汗をかいています。

汗をかくとどうしても蒸れます。腕や胸、背中など、顔と違ってすぐに拭けないところは要注意です。雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビができてしまいます。清潔を保つためにも、小まめに拭くなり、着替えりなり、対応してあげましょう。

ストレスもニキビを作ります

ストレスは万病の元です。それでホルモンバランスが崩れてしまうことがあり、皮脂が必要以上に分泌されてしまいます。そうすると、毛穴に皮脂が詰まり、腕はもちろん、色々なところにニキビができる原因となります。

ストレスを抱え込まないように努めるとともに、抱えているストレスがあるのなら、その軽減に努めましょう。

紫外線も良くないです

紫外線がニキビの原因になることは、あまり知られていないと思います。紫外線は角質を厚くし、毛穴詰まりを起こります。

日頃から紫外線対策を欠かさないようにし、特に、夏場はお肌が紫外線にさらされる機会が増えます。できるだけ長袖の服を着たり、日焼け止めをするようにして、紫外線からお肌を守りましょう。

ちなみに、ニキビになっているところに日焼け止めを塗っても大丈夫なのかとご心配になる方もいるかと思いますが、大丈夫です。できれば「オイルフリー」や、毛穴を塞がない「ノンコメドジェニク」と書いてある日焼け止めをお使いになることをお勧めします。

腕ニキビの原因に良くなる菌「アラセチア真菌」

腕ニキビは、カビの一種であるアラセチア真菌が原因でできることが多いです。普通のニキビとの区別は難しいこともあるのですが、ニキビとは違うものとして、アラセチア毛包炎と言うこともあります。皮膚にカビと聞くと、ぞっとなさるかもしれませんが、皮脂があって、湿度が高いところでは普通に増えてしまう、誰の肌にもいる皮膚常剤菌の一つです。

このマラセチア真菌は、皮脂を分解し遊離脂肪酸を生み出します。そして、遊離脂肪酸は時間が経つと酸化し、皮膚のターンオーバーのリズムを崩し、毛穴を塞ぎ、ニキビを作ります。マラセチア真菌が原因の免疫反応で、炎症化することもあります。働きだけ見ると、にきびの原因菌であるアクネ菌ととても似ています。

腕ニキビの治し方

まずは保湿です

乾燥が原因でニキビになることがあります。というのも、お肌は乾燥すると自ら皮脂を出して、守ろうとします。この働き自体はとても素晴らしいことなのですが、乾燥しすぎると、それが過剰になりニキビを作ります。

ニキビができていない段階での保湿は、今、お使いのクリームをお使いになると良いと思います。でき初めのニキビも、お使いので問題ないと思います。ただし、ひどくなり始めているようなら、大人ニキビ専用のクリームをつけて、お肌の保湿に努めることをお勧めします。

紫外線対策もしっかりと

日焼けしないために、紫外線対策をしている方、多いと思いますが、ニキビ対策のためにも、紫外線対策は有効です。肌をなるべく出さないようにして、紫外線からお肌を守りましょう。

春から夏は半袖やノースリーブ、はたまた水着を着ることもあるかと思いますが、そのような時はしっかり日焼け止めを塗りましょう。ただし、日焼け止めが強すぎるとそれがニキビの原因になるので、ニキビでお悩みの方は、お肌への負担が少ない赤ちゃんも使える日焼け止めがお勧めです。

良質の睡眠を取りましょう

睡眠は体の疲れをとるだけでなく、お肌の代謝のためにも必要なものです。特に、午後10時から午前2時は、お肌の代謝が進む時間と言われていますので、この時間帯、深い眠りについていられるようにしたいものです。

良質な睡眠を取るポイントとしては、寝る直前にアルコールや食事をとらないことが上げられます。寝る直前に食事をすると、胃の中のものを消化させるために腸が活発に働いているため、深い眠りにつけません。食事などの時間にも少しこだわりましょう。

ニキビはつぶさない、これ基本です

ニキビはつぶさない、つぶすと跡が残る可能性がある、もうこれ常識ですよね。とはいえ、顔の白ニキビであれば、芯を上手く押し出すことができれば、早く治るのは経験から分かります。しかし、腕ニキビの場合は、絶対にしてはいけません。なぜなら、腕ニキビの芯は小さく、芯が綺麗にとれることはまれです。

それに、腕ニキビではない場合もあります。例えば、それがマラセチア毛包炎だったら、ニキビの芯などあるわけがありません。腕は色素沈着などを起こしやすく、しこりになったりもします。だから、腕ニキビは塗り薬で治すようにしましょう。

ストレスは溜めません。小まめに解消しましょう

ストレスはホルモンバランスを崩し、男性ホルモンの分泌を増やし、皮脂を過剰分泌させます。だから、これをすると自分はリラックスできるというのを見つけ、小まめにストレスを解消させるようにしましょう。

ニキビに見える毛孔性苔癬

炎症や痒みがない二の腕にできる湿疹は、ニキビではなく、毛孔性苔癬かもしれません。ざらざらして、赤いので、人の目を引き、ひどくなると炎症を起こします。

毛孔性苔癬は遺伝の可能性も指摘されている症状です。一般に、20代前半、最もひどい状態になり、その後、治ります。分厚くなった角質を落とし、尿素入りのクリームで保湿するというのが、ご自分でできるケアです。

まとめに代えて

腕ニキビについて、お分かりいただけましたでしょうか。予防や症状の改善に参考になりそうな情報を提供できていたら、うれしいです。

基本的には、顔にできるニキビも、腕にできるニキビも、すべきことは同じです。ただし、なかなか症状が改善しなかったり、広がったりする場合は、皮膚科に受診しましょう。ニキビも一つの皮膚疾患です。皮膚科で治療を受けることは、おかしなことではありません。